どうも!
「研修をゼロから作るのが得意」な、ふみ姐です。
『ふみ姐』なんて名乗っていますが、普通の下町のおばちゃんです!
今回は、「子どもを伸ばす最大の条件」を記載します。
またまた、『世界初!?<吉田式 INPUT・OUTPUT表>』(以下、表)を使用しますが、この文章を見て意味が分からない方は、お手数ですが、こちらのブログから読んで頂けると助かります↓
まずは「子どもを伸ばす最大の条件」の答えから発表!
この表を再度、確認してみましょう。
今回は、答えからお教えします。
子どもを伸ばす最大の条件は、「教える立場にいる人が子どもにとってのそれぞれの事柄を、上記の表通り1,2,3,4に正しく分類できていること」です。
仕事と同じく、現状を正しく理解していれば、対策を打つことが可能です。
けれども、現状を正しく理解していなければ、とんちんかんなアプローチとなってしまいます。
話はそれて、ふみ姐の特技はこれ!
私は、下町のお節介おばちゃんですが、研修がマジで得意です。
それは、多分、私自身が「人のちょっとした行動に敏感である」からです。
人のちょっとした行動に敏感であるからこそ、「今、右から2番目に座ってる人、分からないって顔した。」「後ろの人、眠そうだから、突然指名してみるか」など、対応ができます。
ちなみに、普段のコミュニケーションでは、それが短所だと思いますけどね。
余談はさておき、以下「教える立場にいる人」が正しく表通り分類できているのか、人の行動に敏感である私が分析いたします。
☆「教える立場にいる人」分析☆
エントリーNO.1 保育園のベテラン先生
<保育園> 先生数…2、児童数…22、補助の先生…2、先生一人当たりの児童数…5.5
次女が年長の時、保育園のベテランの女の先生と、このような会話をしました。
「うちの子、ジャンケンのルールを理解していないので」と言ったところ、先生の回答はこうです。
「お母さん!ちゃんと見てあげてください!ジャンケンできていますよ!」
この会話をした当時、次女は、本当にジャンケンのルールを理解していませんでした。
インプットができていないので、表でいうなら、1もしくは3の状態です。
では、なぜ、先生がジャンケンをできていると誤解していたかというと、次女は、ジャンケンをして「勝ち負けを相手の反応で判断していた」のです。
要するに、ジャンケンを手元を一切見ずに行い、相手が喜んだら悲しむ、相手が悔しがったら喜ぶという次女なりのやり方でジャンケンをしていました。
やはり、年長ともなると、保育園は大人数です。
大人数であるがゆえ、ベテランの先生でも、この次女の目線の違和感に気付かないか…と感じました。
ちなみに、そのまま放置も面白いと思いましが、ちゃんとジャンケンはきちんと教えましたよ。
だって、複数でやるジャンケンだと、次女は、自分が勝ったか負けたか判断できませんから。
<判定!>
勝者…下町のお節介おばちゃん「ふみ姐」
エントリーNO.2 小学校 普通学級の超ベテラン先生
<小学校 普通学級> 先生数…1、児童数…34、先生一人当たりの児童数…34、補助の大人…1
次女が小学校1年の担任の先生は、とても素晴らしい先生でした。
私、どちらかというと負けず嫌いですからね。
「研修講師は天職!」と思っていた私は、どうしても先生をライバル視してしまいます(笑)
研修講師の育成もしていたので、先生の声の大きさ、メリハリ、話すスピード、間、身振り手振り、児童たちの反応などをチェックしてしまうのですが、小学校1年生の時の先生はかなり高得点のベテランの先生でした。
その先生との1年最後の3月の会話です。
先生「お母さん、気づいてますか!?お子さん、『色』が分からないんですよ!」
正解は、色は全部インプットされているのですが、言葉として自らアウトプットできるものと、できないものがある状況でした。
表で言うと、2もしくは4。
すでにインプットできていたので、優先順位が低く、放置していたのがアウトプットできていない原因ですね。
とにかく優秀な先生だったので、とっくに気付いていると思っていたのですが、「3月」に気付いたことに驚きました。
色に関して1カ月ぐらいで気付くと思っていたんです。
大人数の子どもを教えるとは、こういうことか!と思いました。
<判定!>
両者、引き分け! 大人数の子どもに、毎日新しいことを教えるということは、子ども毎のインプットもアウトプットも把握している時間はない。
エントリーNO.3 近所の小学校 特別支援学級の先生
<小学校 特別支援学級> 先生数…1、児童数…6、補助の大人…2、先生一人当たりの児童数…2~6
小学校2年の1学期、次女に自傷行為が起こりまして。
詳しくは次回、書く予定ですが、これはヤバいと思って近所の特別支援学級に見学に行きました。
近所の1か所しか見てないですし、丸1日しか見てないので、他の地域はどうだか分かりませんが、参考までに。
区役所での話だと特別支援学級は「パラダイス」でした。
先生1人につき、児童が2~6人だから、普通学級に比べてとても手厚いと。
話を聞いた、私の中でのイメージは、「普通学級と違って、それぞれの子どもに合ったインプット・アウトプットの状況を見て、個別に手厚く教えてくれる」でした。
実際に見学に行って、驚愕しました。
それぞれの子どもに合った勉強を教えるのではなく、子ども全員のインプット・アウトプットを把握し、その中で一番の理解度が遅い子に合わせて、全員に教育していたのです。
2年の1学期の見学でしたからね。
算数について説明すると、次女は、その時、ひっ算で3桁の足し算と引き算が出来ていました。
見学に行った2年の特別支援学級は、1年生と2年生の生徒数が少ないため、1~2年の合同授業を常に行っており、「1~5までの数字の書き方」を勉強していました。
なんで、普通学級と特別支援学級は、こんなに差があるのか…とガッカリしました。
普通学級と特別支援学級の間に、もう1つか2つ学級があったら良いのにと思いましたね。
もしくは、特別支援学級、特別支援学校を、完全に個別に合わせた勉強をすることにして、先生の数をもっと増やすとか。
<判定!>
国の政策が甘~い!!!先生の数が足りません!
エントリーNO.4 塾の先生
<知的障害専門の学習塾> 先生数…1、児童数…1、大人一人当たりの児童数…1
我が家は、知的障害専門の小さい学習塾に行っています。
しかも、隣の県まで車で片道1時間かけて、通っています。
もちろん、マンツーマン。個別です。
塾の方針、そして塾の先生のトップは、とても素晴らしい先生です。
その塾では、足し算を学ぶとき、何枚かのプリントを足し算を覚えるためのセットとして覚えさせるのですが、次女は、とにかくスラスラとプリントをこなしていました。
1枚10問を15秒以内で解くぐらい、スラスラです。
でも、家で勉強を見ていて、すぐに分かりました。
次女は、プリントの右下のプリントナンバーをチラッと見て、それから、式を一切見ずにスラスラ数字を埋めていくんです。
要するに、プリント毎に答えだけ暗記していたんですね。
個別指導の塾ですからね。
塾の先生も絶対に気付くと思ったら、全く気付かず、「足し算はもう大丈夫なので、引き算にいきます。」と言われました。
「うちの子、足し算はまだ駄目です。プリント毎に答えを暗記しているだけで、全くできていないですよ。」と言っても、「スラスラできていますので、大丈夫です。安心してください」と言われました。
「え?先生、本当にうちの子、ちゃんと見てます?」って感じでしたね。
本当に悩みました。。。
マンツーマンでも、インプットとアウトプットの分類が間違っていると、本当に伸びないですから!
足し算がインプットもアウトプットもできてないのに、合格にされちゃったら、大変ですから!
その先生が次女の担当だった期間、約8カ月。
その間、支払った塾代は約40万円です。
悩みましたよ~。
我が家はリッチという訳ではないですし、私、何回か落ちましたけど「ファイナンシャルプランナー2級」を持ってますから。
お金に関しては、プロの目で考えてしまいます。
でも、結局、塾に行っていることで「継続」ができるので、そのまま我慢しました…。
今は違う先生になったので、大丈夫ですけどね。
<判定!>
良い塾は結構ある!けど、先生の質を一定にするのが塾の課題!!!
エントリーNO.5 父親(要するに、私の旦那さま)
<次女の父親> 自宅での大人数…2、子ども数…2、大人一人当たりの子ども数…1
ある日曜日の我が家の会話です。
私「お昼はどうしようかな~?マックにしよっか!」
次女「やった~!」
私「何がいい?」
次女「私、いつもの」
ある晩の夫婦の会話(下町のお節介おばちゃんVS旦那さま)
私「次女、マックって言えないんだよね~。どうやって練習させようかなぁ」
旦那「え!?言えてるよ!ふみちゃん、おかしいよ!」
私「はぁ!?ハッピーセットも言えないよ!」
旦那「え?言えてるよ。だっていつも、ハッピーセット注文してるじゃん!」
もう一度、次女との会話を振り返ってみましょう。
私「お昼はどうしようかな~?マックにしよっか!」
次女「やった~!」
私「何がいい?」
次女「私、いつもの」
私、次女が保育園時代、先生に辞書を渡してたんです。
辞書って何かって、「次女の言葉の辞書」です。
エクセルで作って、渡してました。
「辞書」って言葉が大げさですが、次女は語彙が少ないので、1枚~2枚ペラです。
例えば、「む、あ」と次女が言うと、「(今日の)お迎えは、おばあちゃんです」という意味なんですね。
保育園の先生も、次女も、言葉が通じないと困ってしまうので、常にメンテナンスをして「次女の言葉の辞書」を渡していました。
ちなみに、保育園の先生からは大好評でした!
そんな次女専用辞書を作っていたので、私、次女の言葉に敏感なんです。
次女は今までの人生で一度も「マック」も「マクドナルド」も「ハッピーセット」も「チーズバーガー」も「ピクルス」もアウトプットしていません。
<判定!>
残念! 戦力外通告!!!
最後に
下町のお節介おばちゃんの長い話に最後までお付き合い頂き、誠にありがとうございます。
きちんとインプット・アウトプットができている/できていないを把握することが、子どもを伸ばす最大の条件と私は考えますが、きんと分類するためのヒントがあります。
それは、子どもの件で「ショックを受けたとき」に分類するんです。
例えば、次女が小学2年のはじめ、ショックだった事例です。
ー親戚との食事会にてー
いとこ「そこの唐揚げ取ってくれる?」
次女「唐揚げって何?」(しかも、真顔)
妙な空気が流れる。
その時は、ショックでしたが、よくよく考えたら、「インプットできていない・アウトプット できていないの1である」と分類するだけでオッケーだったんだなぁと今になって思います。
こんな感じで、みなさんも今一度、分類して考えてみると、お子さんが伸びるきっかけになるかも知れませんよ!