知的障害 10000時間 チャレンジ!

「IQは筋肉のように増える」を信じて、学校以外で10000時間勉強したらどうなるかチャレンジ☆彡

【吉田式】IQがそのままでも能力をアップさせる方法

どうも!

「研修をゼロから作るのが得意」な、ふみ姐です。

『ふみ姐』なんて名乗っていますが、普通の下町のおばちゃんです!

 

今回は、驚きの「IQがそのままでも能力をアップさせる方法」です↓

 

 

 

「勉強の成果」について考える

 

 

「勉強の成果」について次女が小1時代に考えました。

 

「勉強の成果=IQ×時間」なのかと

要するに、IQ100×1H=100というのが勉強の成果なのか?と思ったのです。

 

けれども、現実は、違いました。

次女が小1時代、IQ70×1H=70ではなく、1時間の成果は長女を100とすると、5ぐらいでした

 

けれども、落ち着いて考えてみると、いわゆる「普通の子」でも1時間で100という成果が出ない子もいる。

 

そこで仮説を立てました

 

「勉強の成果=IQ×時間×質」なのではないかと。

(※質には色々な要素が含まれます。ここでは分かりやすくするため、あえて「質」と書きます。)

 

IQ100の人が1時間勉強しても、質(普通を1.0)が悪ければ、こうなる。

 

IQ100×1H×質0.2=20

 

私は次女が小1時代、学校以外に平日は毎日3時間ぐらい勉強のフォローをしていたので、上記仮説を立証しようと、とにかく「質」を上げることに集中しました

 

その1例です。

 

青コーナー 旦那さま 

 

 

特徴…昭和。漫画で言うと「巨人の星」。

 

次女は漢字が苦手です。

うちの旦那さまは、10回書いて覚えられなければ、100回書けば良いという考え。

宿題の漢字ノートももちろんビッチリ。

宿題では覚えられないので、その後、プラスで何度も何度も、本当に何百回も書かせます。

けれども、何百回書いても、残念ながら次女は漢字を覚えられません。

次女はパニックで泣き崩れ、旦那さまは怒りで満ち溢れた1時間後を迎えます

 

<結果> IQ70×1H×質0.1= 成果7

1日の成果を70欲しかったら、成果70になるまで10時間必要。

 

赤コーナー  私、ふみ姐

 

 

特徴…研修が得意。

  「時間の節約」「効率」「優先順位」などに育児時短を取得した頃から着目。

 

次女が宿題の漢字のノートをビッチリ書き終えた後、「今、何ていう字を書いたの?」と聞いて「分からない」という答えを聞き、「これは全く興味がない人が行う『写経』と同じだ!」と思いました。

 

色々と試しましたが、「漢字」に関して小2の途中のバージョンだけお伝えします。(現在は小3ですが、成長に合わせて、またまた進化中。)

 

まずは書き

宿題はもちろんやらせますが、家でのフォローは、ノートは使わず、使用するのはメモ用紙

書き順を覚えさせるため、見本を本人の前で書き、その後、本人に、1回、見本を見ながら書かせます。

次に白紙のメモ用紙に、何も見せずに書かせます。

間違えたら、見本をもう一度出し、何が間違っているのか本人に考えさせます。

その後、見本を見ずに、また次の白紙のメモ用紙に、書かせます。

これをスラスラ書けるまで続けます。

 

これをすると、平均して、漢字1文字に対し、10回以内で覚えることができます

書く練習を、1枚1文字にするだけ

 

次女は、「覚える気がない」んです。

そういう子には「覚える気が出る」ような工夫をしてあげれば良いということ。

(※未就学児は、手本通りに書くということもハードルが高いです。未就学児は、まずは線がかけたり曲線がかけたら、次に曲線などの「なぞり」に進化し、その後、文字の「なぞり」→「点線でのなぞり」…と続きます。上記の方法は、本人の文字に対する成長度合いにもよりますが、小学1~3年ぐらいにスタートが良いと思います。)

 

アプリやら色々と試しました。けれども、アプリってその該当の漢字を探すのも、少々時間がかかるんですよ。親の準備時間とトータルして、これが一番時間がかからなく、なおかつ効果が高いものでした。

 

また、ある時気付いたのですが、次女は、書けても読めません

「よむって書いて」と言って、すぐに「読む」って書けるのに、読むが読めないんです。

でも、ガーンってなった時こそ、分析。

「この子は書けても読めない特徴がある」から、読みは、書きとは別に単語帳でフォローをするだけ。

 

更に、書きだけ、読みだけだと平均して2週間で忘れるのが、この2つの組み合わせでフォローすると、なかなか忘れないことも分かりました

 

<結果  IQ70×1H×質1.2=84>

 新規の漢字2文字に対して掛かっている時間は1時間の内10分ぐらい。残りの50分は授業の予習・復習等に使います。

 

こんな感じで同じ人が、同じ1時間の勉強をしても、「質」によって成果は変わります。

上記例は、全く同じ時期の同じ人なので、もちろん同じIQです。

うちは、旦那さまに戦力外通告をしましたので、面倒くさくて私の実験など一切話してません(笑)

でも、次女自身が、「たまに居る戦力外通告のパパ」を指名するんです。

結果、このようなことが同時期に起こり「これも実験結果として覚えておこう」となるわけです。

 

これって恐ろしいですよ。

1時間の説明をしましたが、1年間にするとこんな感じ。

 

<自宅学習における一年間の成果>

 

IQ

1時間の成果

365日で

忘れる率

100

質1.0で100

36500

2割忘れたとして29200

70

質1.2で84

30660

5割忘れたとして15330

70

質0.1で7

2555

5割忘れたとして1277

 

小2のラスト時代、次女は、担任の先生曰く「クラスで下のグループの上位」だそうです。

それはなぜか。

IQ100でも質が0.1なら、1時間の成果は10。

そうすると年間で3650。

IQ100の子の中にも、そういう上記の質が0.1の子もいるということです。

IQ100の子の質が、全員1.0なら勝てませんが、1.0以下の子も沢山います。

宿題をやらない子もいます。

だから、結果、IQ70の次女がビリではないという逆転現象が起こるのかも知れません

 

また、1日の成果を70まで持っていきたい場合、かかる時間はこんなに違います。

IQ

1時間の成果

1日の目標成果70

100

質1.0で100

0.7時間

70

質1.2で84

0.83時間

70

質0.1で7

10時間

 

色々な人が「◎時間、家で子どものフォローをしています」などとブログ等で書いていますが、「質」は文章で比べることができません。

なので、比べるとしたら、過去との質。

 

とにかく、今日より明日、そして去年より今年、質を上げることを意識すると、IQでは説明ができない未来が待っていると思います。

同じIQでも能力に差が出るはずです。

そして、何より「時間」が過去より短縮できるので、親も子も質にこだわると結果的に楽になります。

 

何だか「サラッ」と文章を書いているように見えると思いますが、ここまで質を上げるのには本当に試行錯誤の連続でした。

 

例えば、テレビで天才キッズ特集をやっていて、そこで英語が凄いキッズがいたんですけど、その子がランニングマシーンで走りながら英単語を覚えてたんです。

「よし、これも試そう」と思って、即ランニングマシーン購入です。

翌日届いて、それから実験。

次女が走りながら、「1+5=6。ママ、これ何なの!?」などとやったりしました。

なつかしい(笑)

これは1週間でうちの子には合わないと結論付けました。

 

でも、結論付けても、考えます。

「では、なぜあの天才キッズは走るのか?」

「走ることによって脳の血流がアップすると、記憶力がアップするのか?

じゃあ今度は血流がアップして、なおかつ体をあまり動かさないお風呂で試そう。」

と実験は続くわけです。

 

こんな感じで、本当に色々と試して今がある感じです。

 

また、今回書いている「質」には色々な要素が絡まれます。

 

一番手っ取り早いのが「順番」かも知れません。

仕事をやっている人、家事をやっている人なら、「順番」を変えるだけで効率が変わった経験をお持ちだと思います

 

もし、この文章の意味が分からないなら、家事や仕事の順番をいつもと変えてみると良いと思います。

効率が悪くなるなら、いつもは自然と効率を意識した順番だということ。

 

順番に関しては、例えば、我が家の学校の予習・復習は国語→算数の順で行っていたのですが、ある時、算数から始めたら、いつもと同じ量なのに30分節約できたんです。

次女は国語が大嫌いで、算数は「まぁ、マシ」。

好きなものからやらせてエンジンをかける方が、スピードが速かったということです。

 

こだわる子は、順番通りや時間通り行うことがスムーズで最短ということもあります。

 

勉強をテレビなどの前にやる方が効率が良いのか、それとも後の方が良いのか。

それとも、毎日、その日の気分で本人がテレビや勉強のスケジュールを決めた方が効率が良いのか。

これも、子どもによっても変わりますし、場合によっては成長とともに変わります。

 

あと、我が家は、時間が節約できたランキング上位で「パニック」がなくなったこと。

とにかく勉強が分からなかったり、昨日やったのに思い出せない時など、ことあるごとに「パニック」になってました。

この時間がすごく多かった。

これはどうしていいか最初は分かりませんでしたが、部下を育成した時のことを応用し、「本人にパニックを自覚させる作戦」を長期にわたって行いました。

 

まずは、勉強を開始するときに、目標を提示します。

「分からないことを学ぶのが勉強だよ。だから分からなくても、「ワ~!!!」って(パニックに)ならないよ」と本人に意識させてから勉強をスタートします。

勉強が終わった時は、以前との違いを説明して褒めました。

「前は10分、ワ~ってなってたけど、今日は7分だったね、すごいよ!上手だよ!」、

「ワ~!!!ってなっても、勉強がんばろうと努力したね、すごいよ!」など。

 

こんな感じで、本人に「パニックではない冷静な時に」パニックを意識させ、なおかつ、ちょっとした改善した点を褒め続け、今ではほとんどパニックはありません。

これは3年かかりましたが、月毎に効果は実感できていたので、絶望とかは感じませんでした。

 

最近では、兄弟喧嘩をしながら勉強していたのですが、喧嘩しながら計算もスラスラとき、しかも全問正解。

ここまで来るのに、本当にちょっとずつ、ちょっとずつ、スモールステップで成長しました。

 

いわゆる質の中に含まれるもののなかには、一番難しい「障害児向けの勉強に関する特別支援」もあると思うのですが、親がスモールステップや特別な支援に慣れるまで「特に最初」は塾や療育などのプロに頼むというのも、アリです。

 

まずは勉強への姿勢を小さい頃に打ち込んでもらうと、後が非常に楽です。

「勉強への姿勢」って何かって、授業中は立ち上がらない、先生の話を聞くときは話さない等の基本事項です。

 

そして、教えるのが難しい「概念」の打ち込みを塾や療育がやってくれると、親は「復習」を繰り返すのがメインになるので、指針があり、心理的な負担も減ると思います。

うちは塾ですが、サボるの大好きな私自身の最大の課題である「継続」も塾に通っていればできますしね。

私だけだと「継続」できる自信がないので、特別支援のポイントが理解できた今でも辞めてないです。

 

けれども、学生さんのバイトが多い業者も中にはあるので、無料でも何でも、通うという「時間」をかけるならきちんと調べることをオススメいたします。

本当に「時は金なり」です。

うちも何ヵ所か、通っては、すぐに辞めたりしました。

塾や療育での時間の質が、0.1もあります。

ただ難しいのが、うちの子にとっての0.1の塾や療育であっても、他の子にとっては1.0以上という可能性も有り得ます。

みんな特性が何かしら違いますので。

 

お金の負担が少ない療育の施設で、一か所驚いたのが、年長の子ども達が廊下でずっと寝転んでも注意しない施設があったんです。

「大丈夫ですよ。寝っ転がりたい時期なので、寝っ転がらせましょう」と笑顔の先生。

年長の時期で、廊下ですよ。

プロに「大丈夫ですよ」と言われると、親もそうなのかなと思いますし、子どもも、その先生が大好きになりますが、「今」、先生自身が楽な道を選んでいるだけなんじゃないかと思ってしまいました。

障害を抱えている子に対して、ダメなものはダメって言って理解させ、正しい道に導く方が本当に大変ですから。

しかも、それがグループだと数人いるので、みんな特性が異なるから余計に大変。

でも、大変でも、社会で生きていくための最低限のルールは小さい頃に教えてしまうのが、長い人生の最短だと思っています。

 

とにかく、自分でやるにしても、塾や療育などに通うにしても、お子様の色々な「差」などを発見し、試行錯誤することにより、家での「質」が上がります。

 

例えば、「CMの歌は覚えないのに、学校の歌は覚えられるのはなぜか」→「学校には歌詞があるから、これがもしや「視覚優位」というやつか!」とか。

 

我が家も、家での質0.1からのスタートでしたから、大丈夫です。

本当に手探りの連続でしたから。

 

あと、未就学児に関しては、ここでいう「家での質」だとかを考えるのは、少々早いかもです。

その子の特性なのか性格なのか、とにかく分からない部分が沢山ありますから。

ただ、塾に通っている場合、療育を受けている場合や幼稚園、保育園で覚えてきた言葉など、効果があったものに関しては、どういう方法でやったのか確認しておくと、今後のために良いと思います。

 

そして、子どもが成長し、子どもの特性がちょっとずつ見えてきて、「質」にこだわって教育をしていくと、子育てがとても楽しくなります。

私は定型発達の長女より、次女の「子育て」の方が楽しい。

長女は、簡単に成長しますが、次女には工夫が必要。

その工夫してやったことが、成果となって表れるので、喜びや感動は想像以上です。

何度、「嬉し涙」を流したことか!

 

もちろん成果が出た例より、先ほどのランニングマシーンのように失敗例の方がとても多いですが、それも今となっては良い思い出ですね(笑)

そして、子どもの成長にあわせて、こちらも年々変化をし続けないといけない。

私は飽きっぽいのですが、次女の子育ては飽きなくて面白いです。

 

もちろん辛いこともありますが、こんな「子育て」が楽しくなるなんて、泣き崩れたあの頃は、思いもしなかったです。

 

次女には、まだまだ課題があります。

私自身もまだまだ実験をし続けなければなりません。

お子さまそれぞれに合わせた教育ができるよう、お互いに無理をしない範囲で、まずは今日1日、頑張りましょう!

 

参考になれば幸いです。

ではでは!