どうも!
「研修をゼロから作るのが得意」な、ふみ姐です。
『ふみ姐』なんて名乗っていますが、普通の下町のおばちゃんです!
今日の目次はこれです↓
IQは伸びると信じるんだ!
私が、知的障害の子を持つ方々に研修をするとしたら、まず、最初にお話ししたいのはこれ!!!!!
「IQは伸びると、信じるんだ! 私たちが信じず誰が信じる!?」
「でも、IQが伸びるのって一部の人の話でしょ?」等と聞こえてきそうですが、私は「IQは伸びる」と本当に信じています。
ぶっちゃけた話、「IQは伸びるのか?」と半信半疑の時期もありましたが、様々な刺激を与え、IQが伸びてきている今、「IQは本当に伸びた!」と実感していますよ。
日本の常識は結構、遅れてる!
少し話はそれます。
おばちゃんなので、話はそれるし、話は長いしなので、あまりお気になさらず。
そんな「おばちゃん」にもありました。
お肌ピチピチの大学時代。
その大学生の頃、ある体育関連の講義がとても興味深かったため、真剣に講義を聴いていました。
その講義は、出席者の多くが女性だったため、先生は、ダイエットの方法などの話をしてくれていました!
いや~、とっても面白かったですよ。
授業で聴くダイエット話。
とにかく、私にとっては、そのダイエットの方法は20数年前に講義を受けたので「当たり前」の情報だったのですが、最近、テレビを見ていて気付いたことがあります。
その20数年前に習ったダイエットの方法を、テレビは「今」特集していると。
20数年前の「古い」情報を、「最新」として特集しているっておかしいですよね?
おばちゃん、デジャブかと思いました。
これは何かと言うと、大学時代、私にダイエットの方法を教えて下さった先生は、「アメリカ」で学んできた先生だったのです。
日本でのダイエットの一般常識は、アメリカの研究から約20年、遅れていたことになります。
(ちなみに、20数年前に超最新のダイエット講義を学んだはずなのに、私のお腹はバームクーヘンのように年々肥えていってます。)
最新のIQ研究ってどうなってるの?
では、今、アメリカなどの「超」先進国ではどのような「IQ」議論がなされているか!
見つけましたよ~!!!
以下の本の内容を引用しますが、引用長いので、時間がない方は、引用の下から読んでください。
「GRIT~The Power of Passion and Perseverance~ やり抜く力」
アンジェラ・ダックワーク=著 神崎朗子=訳
~知能やあらゆる才能は努力によって向上するということを人に説明するとき、まず脳の話から始める。たとえば、イギリスの一流の科学雑誌「ネイチャー」で発表された、青年期の脳の発達に関する研究を詳しく紹介するのだ。
この研究に参加した青年の多くは、研究開始時の14歳から終了時の18歳までの4年間にIQスコアが向上した。
IQスコアは一定のままではなく変化するという事実を知るとたいていの人は驚くが、ドウェックはさらに、この青年たちの脳の構造に大きな変化が見られたことを説明する。
「数学の学力が伸びた生徒は、脳のなかでも数学に関連する領域が強化されており、英語の学力が伸びた生徒は、言語に関連する脳の領域が強化されていました」
それに加えて、脳はきわめて適応性に優れていることを説明する。
筋肉を鍛えれば強くなるのと同じで、新しい課題を克服しようとがんばっていると、脳はそれに応じて変化する。
それどころか、脳が完全に「固定」してしまうことは一瞬もなく、私たちが生きているかぎり、神経細胞は互いに新しい結合を増やし、既存の結合を強化する能力を持っている。
「GRIT」 254ページより引用
IQに関して、アメリカやイギリスなどの学会では、上記のようなことが言われているようです!
まじか!
私が特に気になったのは、次の2つです。
(※私なりの言葉に変換し、記載します。)
1.筋肉を鍛えるのと同様、脳も刺激を与えればそれに応じて変化する。
2.脳は生きている限り伸びる。
私は、この上記の本を読むまで、お恥ずかしながら、こう思っていました。
「IQは変わるわけがない。
むしろ、普通の子の成長が著しいため、知的障害者のIQは成長と共に下がる。
知的障害でIQが伸びた人は、もとから伸びる素質を持っていた。」
でも、今は「IQは筋肉のように伸びる」と信じています。
なぜなら、アメリカの学会で言われていた20年前のダイエットの方法が、今、日本で最新なのですから、IQも同じで、「今」アメリカやイギリスで行われている研究が、20年後、日本の常識になると思うからです。
昔行われたイギリスのIQ研究
また、以前行われたイギリスの研究も、「IQは筋肉のように伸びる」が本当なら辻褄が合うんですよね。
<イギリスの研究>
イギリスでは、運河時代、船員が家族と共にナロウボートで暮らすようになっていました。
そして、1920年代に、船上で生活する子どもを対象とした研究が行われたそうです。
この研究では76人の子どもの知能を測ったところ、平均IQは69.6であったとされています。
どの種類のIQ検査をしたか分かりませんが、平均IQ70以下ということは、今の日本の軽度知的障害に該当します!
子どもをそんなに集めて、平均IQ70以下なんて、ちょっと考えられないですからね。
これは船上で生活していたため、脳への刺激が一般の教育より少なく、IQが筋肉と同じように刺激を与えずに減ったケースであると思います。
正しい刺激を与えれば増え、刺激を与えなければ減る。
IQとはそんなものなのでしょうか。
「IQは伸びる」、「伸びない」。
さぁ、みなさん、どちらを信じますか?
そして!
「IQは伸びる」と思った方に朗報です。
知っておいて損はないピグマリオン効果
教育心理学にピグマリオン効果というものがあります。
ピグマリオン効果とは、「先生の期待によって生徒の成績が向上すること」です。
簡単にこの効果の実験を説明すると、ある先生に、このクラスの中で、ある数名の生徒が今後伸びると知能検査で分かったと伝えます。
知能検査でそんなことは分からず、ランダムに抽出された生徒のリストだったのですが、何と、本当に数か月後、その数名の生徒の成績がアップしていたんです。
「先生がこの子は伸びる」と心から信じて教育し、そしてその期待を感じた生徒たちが努力したことによって、このような結果がもたらされたという実験です。
この効果によると、教える立場にいる親が「この子は伸びる」と思うことによって、子どもは伸びます。
恐ろしいゴーレム効果
逆に、先生が期待しないことによって生徒の成績が下がることはゴーレム効果と呼ばれています。
要するに、教える立場にいる親が「この子は伸びない」と思うことによって子どもの成績が下がるということです。
私たち親が、「この子は伸びる」と一緒に信じませんか?
IQに惑わされない自宅でできる検査はこちら↓