知的障害 10000時間 チャレンジ!

「IQは筋肉のように増える」を信じて、学校以外で10000時間勉強したらどうなるかチャレンジ☆彡

知的障害「10000時間の法則」にチャレンジ!【子ども側の気持ち】

どうも!

「研修をゼロから作るのが得意」な、ふみ姐です。

『ふみ姐』なんて名乗っていますが、普通の下町のおばちゃんです!

 

現在、知的障害(今は知的グレーかな?)のある次女を、勉強「10000時間の法則」にチャレンジさせています。

どのようなチャレンジかということや、母親である私の気持ちは前回のブログ↓をご覧ください。

 

www.yoshidashiki.tokyo

 

今回は、その10000時間にチャレンジさせられている次女の気持ちを書きたいと思います。

 

 

 

「10000時間の法則」にチャレンジさせようと思った時期 

 

まず、10000時間の法則にチャレンジさせようと私が考えたのは、次女が保育園の年中の時です。 

 

でも、このチャレンジは、「次女が勉強している時間をカウントするもの」なので、次女の気持ちが何より大切です。

 

そこで、次女の気持ちが勉強に向くタイミングを待ちました。

待った期間は、およそ8か月です。

 

ほんとね、私、自分の行動の中で一番嫌いなのがこの「待つ」という行動。

耐えましたよ~。

本人がやるものですからね。

無理やりやらせても何にも意味がないですから。

 

 

チャンスは次女が年長の時にやってきた

 

ちょうど次女が年長になった4月。

タイミングがやってきました。

 

その当時、保育園に迎えにいくと、次女はいつも「四つん這い」でした。

なぜ四つん這いかと言うと、「おうちごっこ(おままごと)」に『入れて』と言うと、次女がうまく話せないため、いつも赤ちゃんか犬か猫役に任命されていたからです。

 

保育園に迎えに行く度に、純粋無垢な顔で四つん這いになっている次女を見て、私は涙をこらえるのに必死でした。

 

そんな私の涙をよそに、次女は「犬の鳴き声」や「猫の鳴きまね」が、とにかく上手くなっちゃって!

最後は特技になってしまいました

 

そして、ある朝、次女が大泣きして私に言いました。

「保育園イヤ!『バカ』って!」

 

保育園で、みんなに「バカ」と言われているから、保育園に行きたくないと言い出したのです。

 

待つのに疲れたおばちゃん、「チャンス到来!」と思いました

 

「じゃあさ、ひらがなやカタカナ、足し算を覚えればいいんじゃない?そうしたら、『バカじゃないよ!ひらがな書けるよ!』って言えるでしょ?ママ、協力するよ。一緒にがんばってみようよ!」

 

私の言っていることが理解できたかは分かりませんが、次女は泣きながら「うん!」と言い、その日から無事に勉強をはじめることができました。 

 

 

勉強開始!でも、次女はどんなタイプ?

 

けれども、物覚えが悪い次女。

長女が「1教えれば100わかる」タイプだったのですが、その当時の次女の状態を一言で表すと「100教えて1やっとわかる」感じでした

 

あんまり大きな声じゃ言えないですけどね、「100歳の、しかもヤル気のないおばあちゃん」に毎日勉強を教えてる感覚でした。

 

しかも、みなさんご存知の昔話「ウサギとカメ」。

 

長女はウサギなんですが、性格はカメ。

要するに、ウサギなのに、コツコツやるタイプなんです。

 

次女はカメなんですが、性格はウサギ…。

 

二人の差は開く一方…と当時は本当に頭がクラクラしました。 

 

とにかく、そんなタイプですから、勉強を始めた当初から、つい最近まで本当に全力で勉強を嫌がっていました。

椅子に座らせるまでが親子ウォーズ。。。

その都度「『バカ』って言われたくないんでしょ?」などと、言葉かけをして最終的には頑張らせていました。 

 

 

年長の卒園前の時期、3月にできていたこと 

 

年長の卒園前の3月には、「本人の努力の甲斐があって」はもちろんですが、おばちゃんの努力の甲斐あって、ひらがなの読み書き、答えが10までの足し算ができていましたので、その頃には「バカ」と言われなくなりました。

お迎えに行った時の保育園での遊びも、おうちごっこの四つん這いではなく、UNOや、トランプの「スピード」に変わっており、それを見て、今度はうれし涙をこらえるのに必死でした。

 

でも、私から見てまだまだ知的に問題があったので、「バカ」と言われなくなってしまった状態で本人のモチベーションを上げるのに、さてどうするかという感じでしたね。

 

だって、次女の性格は「ウサギとカメ」のウサギですから。

 

 

次女の夢、それは… 

 

そんなある時、小学校1年の時ですかね。

子ども達に「夢」をきいたところ、次女が恥ずかしそうに「お姉ちゃんみたいに、勉強スラスラできるようになりたい。」と言ったんです

 

私には衝撃でした。

 

次女の本音は「勉強が嫌い」だと思っていたからです。

勉強を全力で嫌がってましたから。

そして、私は自分のことを「勉強を無理やり頑張らせる鬼ママ」だと思ってましたから。

 

でも、違いました。

 

「勉強ができないから嫌いだった」だけで、彼女の心の奥底にある本音は、「勉強がスラスラできるようになりたい」だったんだと、お恥ずかしながら、初めて気付きました

 

その時、もちろん言いました。

 

「いい夢だね。でも、夢はね、思っただけじゃ叶わないの。それに向かって努力しなきゃいけないんだ。ママが協力するから一緒に頑張ろう!きっとお姉ちゃんみたいになれるよ。」と。

 

それでも、勉強を嫌がるときも沢山あります。

どちらかと言うと、ほぼ毎日嫌がります。

なぜなら、次女はカメなのに性格はウサギですから(笑)

 

でも、毎日「ほら!お姉ちゃんみたいになりたいんでしょ?」と夢を思い出させています